オールオン4の費用はいくら?素材別の価格・含まれる費用・支払い方法を歯科医が解説|自由が丘歯科・矯正歯科|自由が丘駅徒歩2分の総合歯科・矯正歯科

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オールオン4の費用はいくら?素材別の価格・含まれる費用・支払い方法を歯科医が解説

オールオン4の費用が気になる方へ。素材による価格差、骨造成や鎮静が価格に含まれる点、別途かかる費用、デンタルローンや医療費控除まで、自由が丘の歯科医が誠実に整理します。総額はお見積もりで個別にご案内します。


【そもそもオールオン4とは?】

オールオン4(All-on-4)は、片顎に4本程度のインプラントを埋め込み、その上に固定式の歯(上部構造)を装着する治療法です。歯の多くを失った方や、入れ歯が合わずにお困りの方が、取り外し不要の固定式の歯を取り戻すための選択肢のひとつです。
1本ずつインプラントを埋める方法に比べてインプラントの本数を抑えられ、入れ歯のような違和感が出にくい点が特徴です。「全部の歯がぐらついている」「総入れ歯がつらい」といった状態から、しっかり噛める状態をスピーディーに目指せる治療として知られています。


【オールオン4の費用、まず「何で金額が変わるのか」を知る】

オールオン4を検討するとき、最初に気になるのが費用です。ただ、「総額〇〇円」と一律で言いにくいのには理由があります。費用は主に、①インプラントの手術、②上部構造(被せ物部分)の素材、③個々のお口の状態(骨の量など)によって変わるからです。
特に金額を大きく左右するのが、上部構造の素材です。当院では主に2つの選択肢をご用意しており、ここで価格が分かれます。



【上部構造の素材による価格の違い】

オールオン4の見た目と使い心地、そして費用は、上部構造(噛む部分・見える部分)の素材で変わります。

*ハイブリッドセラミック+チタンフレーム:片顎 295万円〜

チタン製のフレームに、レジンとセラミックを組み合わせた素材を用いるタイプです。適度なしなやかさがあり、対合歯(噛み合う相手の歯)への負担が比較的少ない傾向があります。費用を抑えやすい一方、長期的には表面が摩耗しやすい面があり、噛み合わせなどが変化するため定期的な調整、作り替えなどで対応します。ジルコニアに比べて汚れはつきやすいです


*ジルコニア:片顎 380万円〜

高い強度と審美性をもつセラミック素材です。変色しにくく、表面の摩耗にも強く安定しています。汚れもつきにくく炎症が起こりにくいです。前歯部の見た目にこだわる方や、噛む力が強い方に選ばれることが多い素材です。


どちらが適しているかは、噛み合わせの強さ・審美的なご希望・ご予算をふまえ、精密検査の結果と合わせてご提案します。


・当院のオールオン4の価格には、治療の根幹となる以下が含まれています。

インプラントの埋入手術 当日の仮歯
上部構造(被せ物部分)
静脈内鎮静法(眠っているような状態で手術を受けられる麻酔)
骨造成(骨が足りない場合に骨を補う処置)

特に注目していただきたいのが、骨造成と静脈内鎮静法が価格に含まれている点です。オールオン4では、骨が足りずに骨造成が必要になるケースは珍しくありません。これらを「別途追加」とする設定もあるなか、当院ではあらかじめ価格に組み込むことで、後から大きな追加費用が発生しにくい形にしています。「骨が足りないと言われて、想定外の上乗せ請求が来た」—そうした不安が起きにくい設計です。


あらかじめお伝えする「別途必要となる費用」
一方で、次の項目は症例に応じて別途必要となります。


精密検査・診断(CT撮影・口腔内スキャンなど)
抜歯(残っている歯を抜く必要がある場合)
一定期間経過後のメンテナンス


これらは、お口の状態や経過によって変わります。実際に治療を進める際には、必ず詳しいお見積もりをお渡ししますので、何にいくらかかるのかを把握したうえでご判断いただけます。最初に全体像をご提示するので、「あとから想定外の請求」が起きないよう配慮しています。


支払い方法:一括が難しくても選択肢があります
オールオン4は自由診療で、まとまった費用がかかります。一括でのお支払いが難しい場合も、次のような方法をご用意しています。

・デンタルローン(分割払い):月々のお支払いに分けることができます
・クレジットカード:各種カードに対応しています
・医療費控除:オールオン4は医療費控除の対象となる場合があります。確定申告で、支払った医療費に応じた還付を受けられる可能性があります(詳細は管轄の税務署・税理士にご確認ください)


月々の負担に置き換えて考えると、検討の現実味が変わることもあります。お支払いプランも含めてご相談いただけます。


【「安さ」だけで選ぶことの注意点】

費用を抑えたい気持ちは自然なものです。ただ、オールオン4は手術・素材・設計・長期管理が一体となった治療です。極端に安い設定の場合、骨造成や麻酔が別料金になっていないか、どの工程にコストがかけられているのかを確認することも大切です。当院では、日本口腔インプラント学会の専門医による診断と、学会認定の専門技工士による上部構造製作を組み合わせています。価格の背景にある「中身」も含めて、納得して選んでいただける説明を心がけています。


♦よくある質問♦

Q. 結局、総額はいくらになりますか?
A. インプラント埋入本数と上部構造の素材により、片顎295万円〜(ハイブリッドセラミック)/380万円〜(ジルコニア)が基準です。この価格には、手術・上部構造に加え、静脈内鎮静法(麻酔)と骨造成も含まれています。別途必要となるのは、精密検査・診断、抜歯、2回目の仮歯、修復処置、一定期間経過後のメンテナンスなどです。実際の治療前に、必ず詳しいお見積もりをお渡しします。


Q. 骨が足りないと追加費用がかかりますか?
A. 当院では、骨造成は価格に含まれています。オールオン4では骨が不足しているケースは少なくありませんが、後から骨造成分が大きく上乗せされる心配がない設計です。なお、お口の状態により別途必要となる項目(抜歯など)は、お見積もりで明示します。


Q. なぜハイブリッドとジルコニアで価格が違うのですか?
A. 素材の特性とコストが異なるためです。ジルコニアは強度・審美性・変色しにくさに優れる一方、材料費・製作の手間が大きくなります。ハイブリッドセラミックは費用を抑えやすい反面、摩耗には定期的な調整、再製作で対応します。どちらが適するかは、噛み合わせやご希望により異なります。


Q. 分割払いや医療費控除は使えますか?
A. デンタルローン(分割払い)とクレジットカードに対応しています。また、オールオン4は医療費控除の対象となる場合があり、確定申告で還付を受けられる可能性があります。具体的な金額や手続きは、管轄の税務署または税理士にご確認ください。



オールオン4を含むインプラント治療には、感染・出血・神経損傷・上顎洞穿孔・インプラント周囲炎・インプラント脱落・上部構造の破折などのリスクがあり、結果には個人差があります。喫煙・糖尿病のコントロール状況・骨量・全身状態により、全員に適応できるわけではありません。費用は上記のとおり目安であり、精密検査・診断や抜歯、メンテナンスなどが別途必要となるため、総額は症例により変動します。実際の治療前に詳しいお見積もりをお渡しします。治療後のメンテナンスの継続が長期予後に影響します。


監修者
榊原 毅
日本口腔インプラント学会 専門医/日本包括的矯正歯科学会 副代表/日本歯周病学会 認定医/インビザライン認定医/厚労省認定臨床研修指導医(東京科学大学 歯学部)

「不安を煽らず、できること・難しいことも含めて丁寧に説明し、納得して選べる診療を心がけています。」


納得して進めるために、メリットだけでなく注意点も丁寧にお伝えします。自由が丘駅南口から徒歩2分、世田谷区奥沢の当院でご相談ください→無料相談のご予約はこちらから



参考文献
日本口腔インプラント学会『口腔インプラント治療指針 2024』 https://www.shika-implant.org/
Maló P, et al. The All-on-4 treatment concept: A long-term retrospective study. Clin Implant Dent Relat Res, 2019. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30589506/
国税庁「医療費控除の対象となる医療費」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1122.htm